毎年母の日になると思い出すことがあります。

それは前に見た、ある広告です。

「何もいらないなんてウソです」

これは西友の店頭にあった母の日のPOPに書いてありました。

卓越したコピーだな!と感心しました。

*コピーとは広告文章の事です。

これを読んだ時に、思わず母と義理の母の顔が脳裏に浮かびました。

そしてしっかり、お花とお菓子を持って行きました。

でも西友では買い物をしませんでした。

コピーライティングの威力は

時として予想を超えるパワーがありますが、

私は地下鉄に乗る時に

西友を通ったのでアクションは、

その場で起こしませんでした。

でも、西友は店頭のPOPでしたから威力を発揮したことでしょう。

*POP広告(ポップこうこく、ピーオーピーこうこく)は
「Point of purchase advertising」の頭文字を取った略語で、
主に商店などに用いられる販売促進のための広告媒体である。
Wikipediaから転載

母の日に関するマーケティング話をもう一つ。

日本で母の日を普及させたのは、あの有名な会社です。

森永製菓(株)です。

それも戦前の昭和12年!の事です。

1937年(昭和12年)5月8日に、第1回「森永母の日大会」

(森永母を讃へる会主催、母の日中央委員会協賛)が

豊島園で開催された。

ポスターの貼ってある菓子店で招待券を配り、
20万人ものおかあさんを無料で招待した。
この招待券には、電車の乗車券と豊島園の入場券の引換券のほか、
森永のお菓子の引換券や、牛乳・コーラス・コーヒーなどの
接待券が当たる福引券がついていた。
当日、園内では“母をたたえる式”が行われ、
新緑の園内で子どもたちと飛行機遊具に乗ったりボートを漕いだりと、
楽しく過ごすおかあさんたちでにぎわった。
この後、森永・母の日大会は全国の主要都市を舞台に
毎年開催されるようになっていった。
戦争による中断があったものの、昭和22年には再開している。

http://www.morinaga.co.jp/museum/episode/episode_5.html

マーケティングのキーワードを上げると

・サンプリング
・プロフィットコスト
・ファンサービス
・パブリシティ
・マーケットシェア
・ブランディング 

等々が挙げられます。

まだまだたくさんあると思います。

専門学校で、広告戦略論の授業をしていた頃は、

4月の下旬の授業で必ず採り上げていました。

「森永製菓はなぜ母の日を広めたのか?
 思いつくまま書き出してみよう」