●SWOT分析したこと無い??って
いくら立派な構想を持っていても、
頭の中にあるだけでは、
他人に理解してもらうことは難しいでしょう。
経営計画をつくることで、
頭の中の考えが見える化され、
他者と共有できるようになります。
その結果、周囲の協力も
得やすくなります。
*中小企業基盤整備機構より
今回は、
中期経営計画書そのものの話はしません。
先日、経営者として
ちょっとカルチャーショックを受けたからです。
そのカルチャーショックの中身とは、
今回のタイトルであるSWOT分析です。
自社のSWOT分析やった事ありますよね?
ある経営者の集まりで、
そこにいる人の殆どが
SWOT分析を知らない、やった事がないと知りました・・・
SWOT分析とは *Wikipediaより抜粋
目標を達成するために意思決定を必要としている組織や個人の、
プロジェクトやベンチャービジネスなどにおける、
強み (Strengths)弱み (Weaknesses)機会 (Opportunities)
脅威 (Threats) を 評価するのに用いられる戦略計画ツールの一つ。
組織や個人の内外の市場環境を監視、分析している。
フォーチュン500のデータを用いて1960年代から70年代に
スタンフォード大学で研究プロジェクトを導いた、
アルバート・ハンフリーにより構築された。
強み:目標達成に貢献する組織(個人)の特質。
弱み:目標達成の障害となる組織(個人)の特質。
機会:目標達成に貢献する外部の特質。
脅威:目標達成の障害となる外部の特質。
SWOT項目の例
●強み・弱み
・資源(財務・知的財産・立地)・顧客サービス・効率性
・競争上の優位・インフラ・品質・材料・経営管理・価格
・輸送時間・コスト・容量・主要顧客との関係
・市場における知名度・評判・地域言語の知識・ブランド
・企業倫理・環境
●機会・脅威
・政治・法令・市場トレンド・経済状況・株主の期待
科学技術・公衆の期待・競合他社の行為
これらを4つのマスに分けて
どのように強みを活かすか?
どのように弱みを克服するか?
どのように機会を利用するか?
どのように脅威を取り除く、または脅威から身を守るか?
を考えるものです。
中期経営計画書を作成する際に、
これを使って自社の分析を行います。
お客様の会社の
中期経営計画書を作成する際にも用います。
世の中には
様々な経営分析手法がありますが、
鉄板中の鉄板と言っても良いでしょう。
SWOT分析をするかしないかよりも、
いかに外部環境分析の精度を上げるか、に
私は腐心していました。
外部環境とは言い換えれば、市場分析です。
市場分析が、私情分析にならないように
私は頭を悩ませていました。
SWOT分析が出来たら、
次はクロス分析です。
これは
強みなど4つの組み合わせて、的を絞る分析です。
O×S(機会×強み)=積極戦略
自社にとって追い風になっている環境に向けて
自社の強みをぶつけて何をするか?です。
最優先事項であり、直近の年度で何をするか?
T×S(脅威×強み)=差別化戦略
自社を取り巻く環境は厳しいが、
業行他社が手を引く可能性もある。
強みをどう活かすか?そして生き残るか?
O×W「機会×弱み)=改善戦略
環境は自社にとって追い風になっているが、
お客様に喜んでもらえる実力に欠けている。
どう克服するか?
T×W(脅威×弱み)=撤退戦略
自社を取り巻く環境は厳しく、
お客様に喜んでもらえる実力に欠けている。
何を捨てるか、やらないか?
広告制作を
1年掛けて「捨てる」決断をしました。
元々、フリーの広告マンとして起業しました。
チラシや名刺、パンフレット、ホームページを
作成して、売上構成比率で70%を占めていました。
売上構成比率30%の
コンサルティングと講師に絞ることを決意しました。
これもSWOT分析の結果の決断でした。
ある経営者の集まりで、
そこにいる人の殆どが
SWOT分析を知らない、やった事がないと知りました・・・
だからSWOT分析の勉強会をやるべきかな、と思いました。