最近のコンサルティング時の口癖は、
「人は見聞きしたもので出来上がっている」
「自分がスラム街に住んでいることに
気づけば後は速い！」です。
朱に交われば赤くなる。
良くも悪くも私たちは、
自分が身を置いている環境から
影響を受けていますよね？
だから自分の理想とする状態に近い
環境（付き合う人、行く店、着ている服、小物等）に
身をおくのです。
そして望ましくないものは、捨てる遠ざけるのです。
環境とは具体的には、
自分の視覚に入ってくるもの
行く場所
所属しているコミュニティー
つるんでる相手
他人の発言
読んでいる本
見ているテレビなどなどです。
私のビジョンに、
全国ひとり社長同友会、
会員数10,000社。
年に一回、2000人の会員が全国から集まって
2日間の勉強を行っている。
各地の支部で行われる新年会では、
1000人が集まり
来賓には知事が来て挨拶をしている。
このシーンは、
映像として頭の中にありありと流れています。
それは何故か？
私が過去に他の団体で体験して見聞きしたからです。
運営スタッフもしましたので、
何を準備すれば
どのようなことが起こるのかも理解しています。
起業間もない人を筆頭に、
体験したことない人が、
これを読んでもイメージが湧かないし、
リアリティーは感じません。
この例えは、
プラスのポジティブな内容ですが、逆もまた真なり。
マイナスなネガティブな内容も同様です。
私は、
校内暴力が社会現象となった時に中学生でした。
教室の窓ガラスが割れ、トイレのドアも壊されている、
校内でタバコをす吸っている奴がいる、
万引き（窃盗）の常習犯がいる…荒れた学校でした。
中学校では
目立つ方ではありませんでしたが、
進んだ高校は進学校。
すごい不良が入ってきたと
上級生や先生からマークされました。
朝の混雑している玄関で、後から蹴られました。
陸上競技3000メートルで、
札幌で5位入賞した時は、
顧問の先生に職員室に呼ばれ、
お前も真面目にやればできるんだと諭されました。
自分では普通にしていただけなのに… （笑）
当時、身を置いていた環境（スラム街）に
染まり切っていたんですね・・・
それを疑いもせず。
間もなく進学校の生徒に変身しました。
恐ろしいのは、
見聞きしているものに
多大な影響を受けていると
自覚できていないことです。
望ましくないものを遠ざけることに
無頓着になっていることに気づいていないのです。
安売りする人たちに囲まれ、
特売情報を見ている人は、
安売りするのが習性となっています。
500,000円、1,000,000円、2,000,000円の講座に通う人は、
それが当たり前だと思っているし、
年収の高い人たちに囲まれています。
安売り、値引き癖のある人に
必ずやってもらうことが3つあります。
１、楽天トラベル、じゃらんなどを解約して、
一休.comに登録してもらいます。
ウェブサイトのデザイン、
色使いからして全く正反対です。
片やクーポンやセールのバナーが多用され賑やか。
片や高級感が漂うデザインと掲載内容です。
何度も何度も視界に入ってきたら
影響を受けないと言い切れるでしょうか？
２、小物、洋服、備品を新調してもらいます。
くたびれたものを捨ててもらうのです。
何度も何度も視界に入ってきたら
影響を受けないと言い切れるでしょうか？
以上2点は
視界に入ってくる情報を変革する意図です。
インプットを変え、望ましくない情報を遮断すること。
３、節約を止め、寄付や募金を始める。
浪費に走ると言うことではありません。
例えば、
発泡酒を止めてビールを飲む。
百均でものを買うのをやめるなど、
数十円数百円をケチることをやめるのです。
毎日コンビニで小銭を募金する。
額は少額で構わないのです。
10円入れ続けても1ヵ月300円です。
この3つ目は
アウトプット＝行動を変えることです。
「脳」は思ったこと＝インプットよりも
表情、言葉、動作振る舞い＝アウトプットを信用します。
節約する行為は、
脳に自分にはお金がないと信じ込ませます。
＊あるにもかかわらず
毎日、募金をすれば裕福だと信じます。
自分の振る舞いを、
発言を見聞きしているのは自分自身です。
日々、見聞きしているものは
毎日毎日、反復されどんどん強化されます。
何を強化したいですか？
豊かさですか？
それとも
貧しさですか？
売上高は、どれだけ役に立ったかの結果。
粗利益は、どれだけ喜ばせたのかの結果。
粗利益率は、どれだけ感激させたのかの結果。
「荷物が重たいのでは無い。力が足りないだけだ」
コンフォートゾーン（安全圏）から抜け出せ！！