知識と知恵の違いについてお話しします。

■知識

・ある物事について知っていることがら。

・ある事について理解すること。認識すること。

■知恵

・物事の道理を判断し処理していく心の働き。

・物事の筋道を立て、計画し、正しく処理していく能力。

よく巷間言われる事ですが、

知っているからと言って、やれる訳ではない。

知っているからと言って実際にやっているとは違う。

これに付随して思い出すエピソードがあります。

それはたまに

ブログなどで目にするコンサルタント批判です。

コンサルタントなんて

口ばっかりで何もしてくれない!とか・・

その方は、

どんな目に遭ったのか、どんな事を期待して

そのコンサルタントと仕事をしたのか分かりませんが

知識を授けるだけなら

別に本を手渡すだけで充分だと私は思います。

その一方、

その人の代わりに仕事をするのも違うと私は感じています。

どんな人でも

自社や自分を完璧に客観視するのは

難しい事だと私は感じています。

その人が気づいていない問題も含めて、

問題・課題を明らかにし、

その分野の専門家として専門知識と知恵を提供し

結果を出せるように

お客様の状況や環境、心の状態を整えていく。

作業以外の事なら結果を出すために、

ありとあらゆる事を一緒にやっていく。

これが私のコンサルタント像です。

なぜ実務を直接やらないか?

それはお客様の会社にノウハウを残すためです。

私が代わりにするのではなく、出来るようにする。

僅か2時間のセミナーでも、

必ずワークショップを入れているのは、このためなのです。

私自身も

数十万円するセミナーや講座を色々受講して

専門家に知識を授かりながら知恵を蓄えてきました。

誰かに代わって自社の問題を丸投げしたら

■知恵
・物事の道理を判断し処理していく心の働き。
・物事の筋道を立て、計画し、正しく処理していく能力。は、
いつまで経っても自分の物にはならなかったでしょう。

もちろん、

これで何も言う事なし!と言う事はありませんが

誰かに代わって自社の問題を丸投げしたら

自分の場合は少なくとも、

仮に歩みは遅くとも

前に進んでいく事は出来なかったと私は感じています。

私も今まで

色々な分野の多くの専門家に助けられた一人です。